今年度のカナダ(テラス)、スティールヘッド釣行のご報告です。

今回は台風の影響で予定より1日早く出発する形となりました。

テラスのロッジに5日間滞在し、4日間釣りをします。

飛行機は千歳→成田→バンクーバー→テラスと乗り換えて向かいますが、今年から荷物に関する変更点がありました。

今まではバンクーバーで一度預けた荷物をピックアップし、再度国内線へ預ける必要がありました。

今年からはその必要がなく、最初に預けた荷物は目的地のテラスまで届くようになっています。

トラブルの多かった部分が解消され、非常にスムーズになりました。

しかしテラスからの帰りは成田で荷物のピックアップが必要になります。

当日は成田からバンクーバーを経由し、無事テラス空港に到着すると、3年連続でお世話になっているガイドのジェミーが迎えてくれます。

ロッジへ向かう途中に買出しをし、橋の上からスキーナリバーを見て驚きました。

噂には聞いていましたが、あまりの渇水で例年の半分程度の川幅になっています。

ジェミーに状況を聞くと、夏までは遡上量が多くとても良かったそうですが、約2ヵ月間まともな雨が降っておらず今はほとんどスティールヘッドが遡上していないとの事でした。

しかし幸運な事に到着日の天気は雨で、夜にはまとまった量が降る予定です。

無事ロッジに着き、オーナーのダレンと挨拶を交わします。

会って早速、この雨はとても良い雨だと説明してくれました。

今回メインのガイドはダレンとジェミーで、他に数名のガイドが在籍しており交代でガイドをしてくれます。

私達は全員で6人で、釣行時は二人一組になって行動し、毎日メンバーを入れ替えて楽しむ形にしました。

美味しいディナーを頂き、明日からの釣行準備を整え就寝しました。

釣行前半はスキーナリバーのコンディションが悪いとの事だったので、違う水系の本流河川へ行きました。

河口から近く、とてもフレッシュなスティールヘッドを狙えます。

釣りをするポイントの川幅は約20~25m程度で、本流河川の分流になっている場所です。

分流に入った理由として、スティールヘッドは遡上しやすい方を通って行くため、ポイントを絞りやすいためとの事でした。

ポイントへ着くと前日の雨により若干濁っており、やや水量が増えている様子。

遡上したてのスティールヘッドを狙うには絶好のコンディションです。

タックルを組んでいよいよ釣行スタートです。

釣りを開始してわずか3投目で同行者にスティールヘッドがヒットしました。

凄い勢いでリールが逆転していきますが、水流に上手く乗られてしまい残念な事にフックアウト。

その後すぐに自分にもスティールヘッドがヒットしました。

ヒット直後はジャンプを繰り返すも、出来る限り走らせないようにパーミングでテンションを調整し、慎重に寄せてきます。

水面に浮いてきたのはアベレージサイズより大きく、とても綺麗なスティールヘッドです。

ガイドとタイミングを合わせ、良いタイミングでネットインする事が出来ました。

久しぶりに見る大きさと迫力に驚きながら、嬉しさが溢れてきます。

釣行初日で、開始直後に釣れるとは思ってもいませんでした。

写真を撮って頂き、素早くリリースします。

やはり河川は前日の雨で最高のコンディションになっている模様です。

再び同行者がトライすると、またすぐにスティールヘッドがヒットしました。

しっかりと魚をコントロールし、ガイドが上手にネットインします。

とてもフレッシュなスティールヘッドで、白銀の体表で尾びれが透けています。

同行者の方も人生初のスティールヘッドに大喜びです。

その後も釣りを続けると、沢山の大型コーホやスティールヘッドがヒットしました。

同行者の方がキャッチしたスティールヘッドの中には、約200mほど走った個体もおり、ダイナミックな釣りを存分に楽しむ事が出来ました。

夕方ロッジへ戻りそれぞれの釣果を聞いたところ、全員がスティールヘッドをキャッチしていました。

初日から全員がキャッチ出来た事に驚きを隠せません。

翌日からも好調が続き、反応が悪い日もありましたが連日スティールヘッドがヒットする状況でした。

最終的には6人全員が複数匹のスティールヘッドをキャッチする事ができ、大型も釣れて最高の釣行となりました。

今回のヒットフライは大型のチューブフライです。

特徴として非常に軽量なため、僅かな水流でも良く泳ぎ、大きなフライから小さなフライまでサイズを問わず様々なパターンを製作出来ます。

拡張性も高く、専用のコーンヘッドやビーズヘッド、ボディウェイトを使うことにより、現場でポイントに合わせてウェイトの調整が可能です。

最新のフックシステムにより、ヒット後のバラシ率も圧倒的に少なくなっています。

私達を案内してくれたガイド達もチューブフライをメインで使用しているとの事でしたので、今後はチューブフライのパターンが増えていきそうです。

今回ほど良いタイミングの釣行はなかなか無いと思いますが、状況に合わせてポイントを選び、終日頑張ってくれたガイド達にはとても感謝しています。

また来年、是非行きたいと思います。

同行者も募集していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。